カツラの黄葉

 何日か前から、多分、もう1週間は経つのだけれども、冬の散歩コースで良い香りがする。
 高崎自然の森に入ってすぐ左の高台のところである。
 甘くてちょっと砂糖を焦がしたような香りである(個人的感想)。
 風の方向から風上を確認して、地図でその方向にパン屋かお菓子の工場があるかを探してみた。
 しかし、方向はおぐろくの森の方なので、手作りパンの教室が1軒あるのは知っていたが、1km以上離れていてここまで香りが届くはずがない。

 そして何日か通っているうちに、散歩で出会うみんなも甘い香りがすると言い出した。

 で、なんとなく調べていたら、どうもその発生源は落ち葉の中ということに気が付いた。
 草ではなく木である。
 しかもそれはカツラの木の落ち葉ということである。
110901.jpg
 つまり、カツラの木(↑写真)の落ち葉が甘い香りの発生源ということになる。







 カツラの木自体は落葉高木で、樹高は30mに達する。
 葉は丸いハート形で秋に黄葉・紅葉するという。
110902.jpg
 そして、落葉した葉は甘い香りがするとなっている。
 そこで、現地調査(そんなに大げさなものではない。)をしてみると、この高台の周りを取り囲むように数本のカツラの木が植わっている。
 そして、秋になって黄葉となり、それが落ち葉となってカツラの木の周りに散り積もったので、そこから発生した香りが風に乗って高台に漂ってきたということらしい。




 甘い香りはカツラの葉に含まれるマルトールという香気成分であることが分かっている。
 新鮮な葉からは香りがせず、落葉して乾燥することでマルトールが放出されるらしい。
110903.jpg
 確かにまだ乾燥していない葉は殆ど香りがしないのだが、乾燥した葉に鼻を近づけてクンクンすると甘い香りが漂ってくる。
 これで、やっと、カルメ焼きっぽい香りの発生源を突き止めることができた。

 しばらくの間、この自然の甘い香りを散歩のときに楽しみたいと思う。

 
 ちなみにマルトールをWikipediaで調べたら
「マルトール(Maltol)は天然に存在する有機化合物で、香料、食品添加物として用いられる。常温では白色結晶で、熱水や極性溶媒に溶ける。天然には松葉などに含まれ、また糖類を熱分解したとき(カラメル、パンや焼き菓子など)に生成し、これらの甘い香りの原因の一つである。マルトールという名も焦がした麦芽(英語: malt)に由来する。 」
 と、何の面白みもない説明となっていた。

 

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